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よもやま話に花が咲く
日々の何気ない出来事をつづるスタッフの世間話。おもしろ体験談や 失敗談など種々雑多コラム よもやまバックナンバー

2005.08.10
旅日記・・初夏の横浜&鎌のらりくらりの旅
Melody Nelson ショップスタッフ 中里有希
丁度、1年前の夏休みに私は留萌郡小平町にある「寧楽共働学舎」に1人バスに揺られて遊びに行きました。遊びに行くと言っても皆と一緒に豚やニワトリの世話、土木の仕事のお手伝いをすると言う体験をしてきました。
共働学舎にいる皆は優しく、とても純粋でゆかいな仲間達です。
仕事のやり方からネコの事など、いろいろな私の知らないことを沢山教えてくれました。
「中里さんは何できたの?せっかく来たのだから行きたい所や食べたい物とある?」とその中の男の人に聞かれ、私は訪れた理由と、以前奥さんが作ってくれたタンポポ入りのおにぎりが食べたいと答えました。
それから共働学舎で過ごした2日間、都会では味わう事の出来ないさまざまな事を体験し、見たり、聞いたり、感じたりし、又、こういう生き方もあるのだなと深く感じました。



札幌に帰る朝の事です。皆で朝食を食べている時、私に訪れた理由などを聞いてくれた彼が、鍋にご飯を入れて1人で食べていました。私はあのおにぎりを作ってくれたんだと嬉しくなりました。でも、おにぎりが出てくる気配がない・・・。
ついに帰る時間になり挨拶をし、席を立とうとした時、彼が「はい、これ中里さん」と言って、なんとあのおにぎりが2つ出て来たじゃないですか!! 「ありがとう・・・」
朝食の片付けをしている時、奥さんがそっと教えてくれました。昨夜、おにぎりの作り方を聞きに来た事を。
私はその彼の気持ちに心を打たれました。
もちろん、おにぎりはバスの中でちょっぴり塩味がききながら美味しく頂きました。



そんな心の優しい人達がいる寧楽共働学舎は5月6日、住宅3棟が全焼するという事故が起きてしまいました。必死に消火活動をしましたが、それを途中で断念し、入所者達の安全を優先し、死傷者はありませんでした。
共同生活と生産活動を通して、自給自足を図る営みを継続するためには、冬場に向けて本格的な施設再興が緊急の課題となっていて、私の父を始めとした、共働学舎を応援する人達が、「寧楽の共働学舎を応援する会」を立ち上げ、呼びかけています。
我が家が事務局でもあるので、7月22日に朝日新聞に記事が取り上げられたのをきっかけに全国各地から毎日賛同の声、問合せのFAXが届きます。 FAXには必ずと言っていい程、メッセージが書かれているのですが、その中には、以前共働学舎に子供がお世話になったという方、新聞記事を見て共感し、少しでも力になれたら・・・とおっしゃてくれる方、沢山のあたたかいメッセージが寄せられています。
私はそれらを読んで、お互いに手を取り合いながら助け合う事の大切さ、人と人とのつながりの素晴らしさを感じ、私に出来る事はなにかな?と考えた時、コラムを書こうと思いました。
文章力のない私ですが、コラムとして書かせて頂く事で少しでも多くの方に知ってもらう事ができればと思いました。 コラムを読んだ方に何かを求めているのではなく、私が以前、共働学舎に訪れた時に感じた「こういう生き方もあるんだ・・・」という気持ちを少しでも共感してもらえたり、何かの肥やしになれば幸いです。



■「寧楽の共働学舎を応援する会」
http://www.k2.dion.ne.jp/~contents/

寧楽共働学舎とは・・・ 社会生活を送るのに困難な人達を全国から 受け入れ、自立した共同生活を送るため、福澤和雄さんご夫婦が留萌郡小平町の寧楽に築いた施設です。
ご夫婦が28年間、ほとんど自分たちで建ててきた施設では、公的助成に頼ることなく養豚と養鶏を中心に生産活動を通じて、北海道の自然の中で自給自足的な生活を繰り広げてきました。


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